そもそも空気は逆流しない。
なぜなら空気にも質量が存在していて慣性の法則が成り立つから逆流するとか物理的にありえない(笑)
つまりアクセルオフで行き場を失った空気はスロットルポジション前で後ろから来る空気にさらに押されて軽い過給状態になる。
そして後から来るもうインタークーラーパイピングに入りきらない空気がコンプレッサーのブレードにぶち当たって音がする。
そういう負荷はかかる。
それがバックタービンの音の正体。
物事の本質が分からない科学リテラシーが低い人には理解が出来ないと思うけど、世の中の理(ことわり)ってそういうもんなんですわ。
科学リテラシーの低い人ってのは知識と知恵が無い代わりに声がデカいからそれが世間の声だみたいな所があるよね。
無知「バックタービンは空気が逆流してブレードやシャフトに逆回転の無理な力がかかる!だから壊れる!!」
アクセルオフにしたらタービンに負荷はかかりません。
だってエンジン回転数落ちるから排圧かからないし(笑)
それならブーストが掛かっている方が負荷かかってるよね。
コンプレッサーは圧縮するしタービンはビンビンに回っているし。
フルブーストが掛かってるときの負荷は?
どっちの方が負荷がかかってるんだろうねえ(笑)
・アクセルオフの1秒未満の負荷
・ブーストが掛かっているときのタービンとコンプレッサーやブレード、シャフトにかかる負荷(長時間)
一目瞭然だよな(笑)
ってことは1秒未満の負荷なんざ寿命に影響するほどではない。
IHIの人もそう言っている。
じゃあ何がタービンの寿命に関係するのか?
それは
・過回転
・加熱
・総回転数
だ。
高ブースト時にアクセルオフにしてブローオフを作動させるとコンプレッサーに負荷が急に無くなり過回転が起こる場合がある。
つまり寿命が縮む可能性がある。
だからコペンの純正リサーキュレーションバルブはああいう構造をしてるわけだ(科学リテラシーの低い人は理解できない)
無知「バックタービンはコンプレッサーに負荷がかかって回転が落ちるからターボラグが発生する!!」
という事は、総回転数的にバックタービン仕様の方が高寿命ということが証明されたわけだが(笑)
ターボラグが発生するかは実際分からないけど、ターボ後方~サージタンク間には加圧された空気があるので実際はバックタービン仕様の方がレスポンスがいいです。
ブローオフも寿命が来て微妙に圧が漏れていたりするとその分タービンが余計に回ったり不具合が起きたりする。
なので絶対に圧が漏れないバックタービン仕様が色んな意味で高寿命なのだ。
ではなぜメーカーはコストをかけてリサーキュレーションバルブを採用しているのか。
過過給時の逃げとハーフスロットル時の安定を狙っている。
あと消音。
ちなみにスカイライン400Rはリサーキュレーションバルブ付いてないぜ。
ではなぜサードメーカーはこういった事実を言わないのか。
それはパーツが売れなくなるから(笑)
ってなわけでバックタービン仕様にした。
コペンはお金を掛けなくてもバックタービン化できる。
それはリサキュレーションバルブに接続されている配管を上下入れ替えるだけ。
通常の配管 |
上下入れ替えた |
詳しいやり方もクソもないけど、ググれば一撃で出てくるから詳しいことは書かない。
うーん、このバックタービン音は好きな部類ではない(笑)
現行L400Kコペンの方がバックタービン音いいね。
本当はエアインテークからブローオフに繋がっている微妙に伸びている配管をカットしたい。
ここがあることによって乱流が起きてスロットルボディまでスムーズにエアが流れないから。
でもわざわざそんなエアインテーク作ってるメーカーはない。
なぜならブローオフが売れなくなるから(笑)