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エンジンカバーの話なんだけど、コペンの純正エンジンカバーはめっちゃ大事

2022/07/25

パーツ 極秘情報 全損チューン

t f B! P L

 拘りぬかれて作られたコペン。

前回はエアクリーナーの象の鼻等についてのお話をした。

 

さて、今回は…

コペンには軽自動車にしては珍しくエンジンカバーが付いている。

エンジンカバーが付いているだけで特別感があるね。

軽なのにって。

で、なんでエンジンカバーが付いてるか理解出来てない人の多い事。

「歩行者保護だけでしょ?」

って思考回路が停止しすぎて草通り越して大草原の小さな家状態

じゃあ何のためにリブがついているのか。

「リブがついてるのは見た目でしょ?」

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。


これがコペンのエンジンカバーですね。

L880Kコペンのエンジンカバーの役割について。実は空力的にとんでもなく有利に働いている。ボンネットは全然空力的な役割を果たしている訳ではなく、FR車のような形をしているだけ。エンジンカバーは…
コペンのエンジンカバー


どう見ても熱籠るやろ。

外したくなるのも分かる。

じゃあエンジンカバーの役割ってなんだろ?


1つ目はノイズ対策。

エンジンの音を車内に入れないため。

2つ目は保温。

エンジンが早く暖まるように。

3つ目は歩行者保護。

万が一事故った時にエンジンに直にぶつからないように。

4つ目は見た目。

メカメカしいのはアレな人が居るからね。


まぁこの辺は簡単に想像が出来る。

ならいらねーじゃんw

と思いきやコペンはこれだけじゃない。

開発者がクッソ拘りぬいて開発したコペンですよ?

じゃあなにがあるんですかと。


外したことがある人は分かると思うけど、エアインテークの遮熱。

良い感じに遮熱版があって空気の流れ的にエアインテークを遮熱してくれている。


エンジンカバー裏にあるエアインテーク遮熱版


これが結構効果があってエンジンカバーのあるなしで、エンジンカバーがあると触れるくらいの熱さなんだけど、エンジンカバーが無いと触れないくらい熱い。

普通に正面からエキマニとタービンを冷やした風が抜けていくからね。

よくある自作のインテーク遮熱版。

あれはエキマニとタービンを冷やした激熱空気の逃げ場を熱源であるエンジンにぶち当てて周辺の雰囲気温度をぶち上げるのに一役買ってる。

インテークは守られるけど結果的にエンジン前面の温度を上げる事になる全損パーツ。

でも、実は全損じゃなかったりする。

排気ガスは冷やしてしまうと圧力と流速が落ちるのでエンジンの吸排気効率が落ちてしまう。

だからエキマニとかにバンテージを巻くんだぜ?

まあ結果的に熱を持つからクラックが入るんだけどね。

レース以外は全損です。


そしてもう一つ大事な役割がある。

それは空力。

最近の高級車とかはエンジンルーム上部を囲ってカプセル化し、空気を積極的に下から抜く設計になっている。

そう、エンジンカバー上部に風が通ることでエンジンカバー下部(エンジン上部)に負圧が発生し(みんなの大好きなダウンフォース)、エンジンの発する熱を効率よく下に抜いているのだ。

さらに最大の秘密がもう一つ。

それはサージタンクの冷却をしているのだ。

覆っているのに冷却されるはずねーだろ!!ってそう思うじゃん?

ちょうどリブの所がサージタンクのある場所なんだよね。


リブの下にはスロットルボディ

んで、なんで冷却されるのよ?ってのは、リブによってここを通過する空気の流速が上がるから。

これを見てくれ!!!

GRヤリスのHKS製カーボン製エンジンカバーの説明。








風速の方に数値が記載されていないクソみたいな図だけど、これ見ると風速が上がっているのが分かる。

風速が上がれば多くの風が通過して冷却効果が向上するってわけだ。

ちなみにレクサスNXターボのエンジンカバーの形状がこんな感じである。


実は最近のマツダの研究で、サージタンクの冷却が吸気温低減に貢献すると示唆している。

低速時の走行風(外気温25℃)を直接サージタンクに当てただけで10℃以上の吸気温低減効果があったという。

これめっちゃ凄くない?

ダイハツはサージタンクの冷却という観点を既にこの当時から持っていた。

めっちゃ拘りぬいてるじゃん!!!!!


だからD-SPORTのエンジンカバーなんてマジでドレスアップ以外には無意味の品。

商品説明を見てみよう。

【新製品案内】D-SPORT コペン(L880K)用「アルミエンジンカバーⅡ」

◇アルミエンジンカバー(12601-B080)の復刻アイテム
◇熱のこもりやすいノーマルのエンジンカバーと交換することで、走行風を効率よく排出し、オーバーヒートを抑制
◇エンジンをチューニングした車両や、夏場のサーキット走行時などにも最適です
◇耐熱性・耐腐食性に優れた軽量アルミ製
◇シャンパンゴールドのカラーがエンジンルームをスタイリッシュに彩ります
◇D-SPORTロゴ刻印
◇カラー:シャンパンゴールド
◇純正インテークパイプ、D-SPORT製アルミインテークパイプキット対応

これみて

「おおー!!さすがD-SPORT!!」

ってならないだろ(笑)

意味ないじゃん(笑)

だってカバー無い方が放熱性いいじゃんwww


はい、説明文に突っ込み。

◇熱のこもりやすいノーマルのエンジンカバーと交換することで、走行風を効率よく排出し、オーバーヒートを抑制

「走行風を効率よく排出」とあるけど、【ノーマルのエンジンカバーと比べて】という表記がないし、文面からあたかもノーマルのエンジンカバーよりも効率がいいという風にとらえさせる。

どの程度効率がいいか数値で表記していない(これ爆笑ポイント)

さらに「熱のこもりやすいノーマルのエンジンカバー」とあるけど「(アイドリング時に)熱がこもりやすい」ってことでしょ?w


あ、もちろん加工して肉抜きしてる純正エンジンカバーとか爆笑もんであって物事の真理をなんもわかってない全損チューンですね!


じゃあ熱風が上に上がるならボンネット浮かしすれば効果あるんじゃね?って思うじゃん。

ボンネット浮かしなんて全然効果ないからね。

ボンネット後方を持ち上げてそこから熱風を出せるからって思考だと思うんだけど、ボンネット後方は正圧。

だから逆に外気が入ってくる。

てかここからエンジンルームの熱を出せるなら、スポーツカーは純正でここにエアアウトレット設けるでしょ?笑

ランエボなんてエアアウトレットがあんなデカデカと付いてるのにどうしてボンネット後方にはないのよ?

なんで外気導入の入り口がボンネット後方フロントウインドウ前にあるのよ?って話じゃん。

外気を導入するよりも負圧でエンジンルーム下から抜く方が効果が高いから採用されていないんでしょうね。


あ、ちなみにボンネットは空力的に何も役割を果たしてない。

みんカラみると形状が意味あるみたいな事書いてる人いるけど、形状は一切意味をなしていません。

真ん中の盛り上がっている部分は「パワーバルジ」といい、はエンジン縦置きしてますよ、ハイパワー者ですよ的な雰囲気を出しているだけです。

センターコンソールのFR的な造りに続いて雰囲気を出しているだけ。

ロードスターだと、真ん中の盛り上がりが視界にあることで空間把握しやすくしているんだけど、コペンだとワイパーが邪魔で見えない。

カウルトップもボディ同色にしてスタイル的にロングノーズを演出しているしね。


空気の流れっていうのは複雑で、素人があれこれやって簡単にいくもんじゃない。

メーカーが莫大なお金をかけてシュミレートした最適解が純正採用される。

物事ってよーく考えなきゃいけないんですわ。

物事の真理を知るって大事。

周りから笑いものにされちゃう。

まあギャグでやってるならいいんだけどさ。


ってなわけでまとめると

コペン純正エンジンカバーはスロットルボディを冷却させる効果があり、また走行時にエンジンカバー下部に負圧が発生することでエンジンカバー下部(エンジン上部)の空気を効率よく下に引っ張る。


と、いうわけでコペンのエアクリの象の鼻に続いてエンジンカバーの話でした。

コペンって本当にこだわりぬいてつくられてるなあ。

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