拘りぬかれて作られたコペン。
前回はエアクリーナーの象の鼻等についてのお話をした。
さて、今回は…
コペンには軽自動車にしては珍しくエンジンカバーが付いている。
エンジンカバーが付いているだけで特別感があるね。
軽なのにって。
で、なんでエンジンカバーが付いてるか理解出来てない人の多い事。
「歩行者保護だけでしょ?」
って思考回路が停止しすぎて草通り越して大草原の小さな家状態
じゃあ何のためにリブがついているのか。
「リブがついてるのは見た目でしょ?」
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
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コペンのエンジンカバー |
どう見ても熱籠るやろ。
外したくなるのも分かる。
じゃあエンジンカバーの役割ってなんだろ?
1つ目はノイズ対策。
エンジンの音を車内に入れないため。
2つ目は保温。
エンジンが早く暖まるように。
3つ目は歩行者保護。
万が一事故った時にエンジンに直にぶつからないように。
4つ目は見た目。
メカメカしいのはアレな人が居るからね。
まぁこの辺は簡単に想像が出来る。
ならいらねーじゃんw
と思いきやコペンはこれだけじゃない。
開発者がクッソ拘りぬいて開発したコペンですよ?
じゃあなにがあるんですかと。
外したことがある人は分かると思うけど、エアインテークの遮熱。
良い感じに遮熱版があって空気の流れ的にエアインテークを遮熱してくれている。
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エンジンカバー裏にあるエアインテーク遮熱版 |
これが結構効果があってエンジンカバーのあるなしで、エンジンカバーがあると触れるくらいの熱さなんだけど、エンジンカバーが無いと触れないくらい熱い。
普通に正面からエキマニとタービンを冷やした風が抜けていくからね。
よくある自作のインテーク遮熱版。
あれはエキマニとタービンを冷やした激熱空気の逃げ場を熱源であるエンジンにぶち当てて周辺の雰囲気温度をぶち上げるのに一役買ってる。
インテークは守られるけど結果的にエンジン前面の温度を上げる事になる全損パーツ。
でも、実は全損じゃなかったりする。
排気ガスは冷やしてしまうと圧力と流速が落ちるのでエンジンの吸排気効率が落ちてしまう。
だからエキマニとかにバンテージを巻くんだぜ?
まあ結果的に熱を持つからクラックが入るんだけどね。
レース以外は全損です。
そしてもう一つ大事な役割がある。
それは空力だ。
簡単に言うと、エンジンの熱を下から抜きやすくすることと、サージタンクの冷却である。
D-SPORTのエンジンカバーあるでしょ?
走行後に触ってみ。
めっちゃ熱いから。
純正エンジンカバーを走行後に触ってみ。
全然熱くないから(笑)
それについてはnoteに詳しく書いた。
っていうのも、無料に群がるの人っていうのはアレで、有料でも読みたいっていう人に読んでもらうことにした。
っていうか詳しい話なんて誰も読んでないだろうし笑
聞いた話ではどうやら某ショップではこの話は禁句のようである。
何故ならパーツが売れなくなるから(笑)