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コペンの純正エアクリーナーのお話。象の鼻はとても重要

2022/07/24

パーツ 極秘情報 全損チューン

t f B! P L

 ってなわけでコペン純正エアクリがいかに優れているかのお話。

よく聞くエアクリの話で

「コペンの純正エアクリーナーは効率が悪い、特に象の鼻が効率を悪くしている」

それって本当か?

その効率ってそもそもなんの効率?

吸気効率ですかね?

ここでとある実験の文面(一部抜粋)

・内燃機関は使用条件により回転数を自由に選択しつつ(高速にしつつ)最高馬力を狙う必要がある。従って吸込効率最大の条件よりもむしろ最大吸気量の条件を吟味する必要がある。

これが言うには、吸気効率ではなく、吸気量が大切と言っている。

まあ普通に考えて空気を沢山吸えないと意味ないもんね。

それなら果たして吸気効率を上げたとしても本当に空気量は増えるの?

吸気効率悪くたって多く空気が吸えていればいいんだし。

まぁメーカーが設定した事を「コストが~」と言って否定するのが科学リテラシーの低い素人だから仕方がない。

たしかにコストとの兼ね合いがあるが吸気を疎かにするか?

コスト気にするなら象の鼻なんて付けないでしょ?笑

科学リテラシーに低い素人はチューニング(調律)を行わずにデチューン(離調)するのがお好き。

この考えを頭の隅に置いておくと素人集団SNSを見た時にすぐマネしないで自分の頭で考える事が出来るよ。


結論から言うと、純正のエアクリボックスは発熱源であるタービンやエキマニから遠く離れた所からエアーを吸うように出来ている。

それは象の鼻のおかげであり、絞りにも意味があり、流速を上げる役割がある。

エアクリボックス自体の構造も意味があり、穴を開けるのはタービンやエキマニから近い熱い空気を吸うだけであり、穴が複数空いている事によって空気の流れが悪くなる。

吸気慣性効果

コアンダ効果

脈動効果

この3つが上手いことバランスされている。

だから俺は通常使用で使うことにしている。

興味のある方は有料note読んでみて。


おまけ

エアクリボックス下には水抜き用のグロメットがあるが、これが実にすばらしい作りとなっている。

なんとサクラムのあの方もこれを絶賛していた。

俺と同じ考えだなんてマジで俺ってすごいわ。

当然取り外すのは愚の骨頂で何も考えていない証拠だ。

ってなわけでコペン純正エアクリがいかに優れているかのお話。  よく聞くエアクリの話で  「コペンの純正エアクリーナーは効率が悪い、特に象の鼻が効率を悪くしている」  それって本当か?  その効率ってそもそもなんの効率?  吸気効率ですかね?  ここでとある実験の文面(一部抜粋)  ・内燃機関は使用条件により回転数を自由に選択しつつ(高速にしつつ)最高馬力を狙う必要がある。従って吸込効率最大の条件よりもむしろ最大吸気量の条件を吟味する必要がある。  これが言うには、吸気効率ではなく、吸気量が大切と言っている。  まあ普通に考えて空気を沢山吸えないと意味ないもんね。  それなら果たして吸気効率を上げたとしても本当に空気量は増えるの?  吸気効率悪くたって多く空気が吸えていればいいんだし。  まぁメーカーが設定した事を「コストが~」と言って否定するのが科学リテラシーの低い素人だから仕方がない。  たしかにコストとの兼ね合いがあるが吸気を疎かにするか?  コスト気にするなら象の鼻なんて付けないでしょ?笑  科学リテラシーに低い素人はチューニング(調律)を行わずにデチューン(離調)するのがお好き。  この考えを頭の隅に置いておくと素人集団SNSを見た時にすぐマネしないで自分の頭で考える事が出来るよ。    さて、これはエアクリボックスの蓋を開けてみた所の画像。  完全密閉された所にちーっちゃい穴がある。  素人「これでは空気が全然入ってこないから効率が悪い!!」  素人「なので象の鼻をへし折って、更に穴を開けて吸気口最適化、吸気効率がアップ!」  素人「低速トルクが出た!レスポンスが向上した!!吹け上がりが良くなった!!アクセルが軽くなった!!」  L880Kコペンの純正エアクリーナーの象の鼻のお話。純正エアクリを加工するのもダメダメな全損チューン。そこには吸気慣性効果、コアンダ効果、脈動効果が潜んでいる。 うわ、吸気口ちっちゃ  メーカーがしのぎを削って研究開発したどの領域でも扱いやすい超最適化されているエアクリボックスを、素人がちょっと手を加えるだけでチューンアップ出来るなんて素敵だ。    さて、吸気で大事になってくるのが色んな効果  ・吸気慣性効果  空気も質量を持っているので慣性の法則が適応される。  ・コアンダ効果  空気は物体(壁面)に沿って流れる  ・脈動効果  めちゃ簡単に言うと空気の波が行き場を失って入口に帰ってきたときに正圧になり押し寄せてくる。    ではまずは象の鼻である吸気パイプ。  エアクリフィルターまでだいたいの車は吸気パイプが付いてる。  この吸気パイプが長いとパイプ中の空気量が多いから慣性も大きくなる。  吸気慣性法則によって流れ続けようとする力も、止まり続けようとする力も大きくなる。  これは低回転だとシリンダーに多くの空気を入れる事ができる。  しかしパイプの中の空気が多いので、空気の総量が多いため空気が重くなってしまう。  運動エネルギーはエネルギー保存則1/2mv2なので速度が上がるほど2乗で大きくなるので高速になればなるほど空気の流速を変えるのが大変になる。  よって慣性が大きくなるとエンジンの回転数を変化させるのが難しくなるので、加速も悪くなるしレスポンスも悪くなる。  だからスポーツカーの吸気パイプはだいたい短め。  ランエボはショートでストレートだし。  これは回転数が上がればパイプが長くなくても十分な吸気慣性効果が得られる為。  パイプ中の空気量が少ないから回転数の上げ下げをレスポンスよくできる。  高回転になるとパイプを流れる空気量が多くなるから流速も速くなる。  なので高回転を多用するスポーツタイプは吸気パイプを長くするとデメリットの方が大きい。  ただし低回転は犠牲になるけどそこはトレードオフ。  象の鼻がある意味が分かるでしょ。  サーキットで高回転をバンバン使うような用途なら取っ払ってもいい気がするけどそれ以外なら断然あった方が低速トルクあって乗りやすいわね。    お次は象の鼻からエアクリまで  吸気は慣性による自己圧縮を狙うため流速を上げるためにパイプ径を絞り込む。  そして一気に抜くか、緩い絞り込みののち大きく開くようにする。  これで絞り込みに対し流速が上がり圧力が低下し、出口ではコアンダ効果により高い流速を持つ中央部に対し負圧を生むことにより、出口で空気をスムーズに抜くことができる。  つまり、パイプの形状・角度を適切に調整することで脈動効果の発生する、共振する回転数が発生しその回転数では吸気慣性効果が上がるはず。  さらにエアクリボックス内を密閉することでパスカルの法則により圧力はエアクリボックスからエンジンまで伝わることになる。  具体的にはNAならスロットルボディ手前、ターボならタービン手前まで脈動効果が得られる。  つまりエアクリボックスは密閉されていて入口が1つの方がこれらの効果が効率よく得られるというわけだ。  だからエアクリボックスには吸気口が1つなのね。    いかに純正のエアインテーク、エアクリボックスが考えれらて作られているかが分かる。  エアインテークを細くして流速を上げ、全長を長くして吸気慣性効果を多く得られるようにすれば街中では走りやすい。  だが、スポーツ走行となるとそれがかえってデメリットとなる。  どういう風に振り分けるか・・・そこが面白い所だと思う。  まぁコペンで攻めようなんてしたら全然物足りないからそこまでしないと思うけど・    能楽を垂れるのはこの辺にして・・・  象の鼻の入り口は右ヘッドライト付近。  これはタービンやエキマニから遠いからそこの熱害を最小限に抑える為。  特に停車時や低速時にはとても重要。  ってのは見れば分かるわな。  この辺は隙間だらけだから走行風が結構入っていきそう。  そんでエアクリフィルター。    L880Kコペンの純正エアクリーナーの象の鼻のお話。純正エアクリを加工するのもダメダメな全損チューン。そこには吸気慣性効果、コアンダ効果、脈動効果が潜んでいる。 うわっ、象の鼻の部分だけが汚れてるから吸気効率悪そう←?   L880Kコペンの純正エアクリーナーの象の鼻のお話。純正エアクリを加工するのもダメダメな全損チューン。そこには吸気慣性効果、コアンダ効果、脈動効果が潜んでいる。  見て分かる通り、象の鼻吸気口の汚れが多い。  そう、汚れているのはここだけなのだ。  つまり、この吸気口付近のみが汚れの蓄積が多くなり、他の部分の汚れを防いでいるのである。  吸気口付近の透過率が落ちたとしても他の部分が吸ってくれるのだ。    ま、全損チューンしたいならどうぞ。  ってなわけで俺の使用用途では穴あけをしないで象の鼻有にすることにした。    おまけ  エアクリボックス下には水抜き用のグロメットがあるが、これが実にすばらしい作りとなっている。  なんとサクラムのあの方もこれを絶賛していた。  俺と同じ考えだなんてマジで俺ってすごいわ。  当然取り外すのは愚の骨頂で何も考えていない証拠だ。  フェンダー内に補強目的でガッチリサポートを取り付けるためにバンパーやフェンダーを取り外し、ガッチリサポートの取り付けも無事に終わった。        バンパーを戻す前に確認やホーンを移設した。    まずはホーンの移設。  ご存じの通り、コンデンサーの前に威風堂々と存在するダブルのホーン。  こいつを取り外す。  左側のグリルから見えるホーンは濡れやすいからか端子が保護されている。  こいつをどうにかできないかと適当に配置してみたらいい感じになった。   コンデンサー前にあって邪魔になっている   右側のバンパーに隠れているホーン    左側のフロントグリルから見えるホーンには端子が保護されている  見事にコンデンサーを避けた ←ビフォー     アフター→     おそらくこれをやっているのは俺だけだろう。    さて、次はエアクリボックスの確認。  俺がエアクリボックスに穴を開けないのは以前書いた通り    穴を開けるのは愚かなのである。  自分の頭で考えないと何も考えてないやつがやってることを猿真似してデチューンとなるのだ。  ここから見えるボルトを外して知恵の輪みたいに外してやる。     この見えるボルトを外す   取り外したら確認をする。  よかった、このエアクリボックスは無加工だった。     吸気口  ここでエアクリボックス底に見えるグロメットを見る。  なるほど、こういう構造になっているのか。  マジでダイハツの開発者は凄い。  これについて調べてたらサクラムのあの方もこれを絶賛していた!  よかったー、俺と同じ考えじゃん。俺ってすごいわ。    グロメット  タービンの確認もする。  うん、やはり純正(笑)     Spec. VQ44 0302 RHF3 03 45IH 17200-97216-C   Spec. VQ44 0302 RHF3 03 45IH 17200-97216-C     タービン直前のエアインテークを確認する。  うん、ブローバイ凄いね。     ブローバイ   フロント側のエンジンマウントを確認する。  うん、割れているね。       さて、インナーフェンダーとバンパーを戻していく。 そのまんま取り外しの逆手順で戻していく。  インナーフェンダー再利用不可のグロメットは新品を使う。  グロメット、スクリュ 90041-89021      ってなわけでガッチリサポート取り付け編。  前回無事に一部ぶっ壊しながらフェンダーの取り外しに成功。  カード    いよいよ取り付ける!!  取り付けは簡単に言うとドアヒンジ取り付けボルトと共締め3か所、穴開ける個所が1か所、先端1か所共締め。  このガッチリサポートは片側900gなのでそこまでの重量増にならない。     19,800円なり    付けるぞ  フェンダー内を見ると錆びてないし汚れてもいない。  ここは空気の流れが無いようだ。  つまり錆の心配はいらないってこと。  でもクソ低品質スズキは錆びちゃうんだけどね。    フェンダー内は通常錆びない  取り付けるためにドアヒンジのボルトを外す。  が、これを外す前にドアに雑巾等を挟んでからボルトを外そう。  というのもボルトを外すとドアが落ちてしまうからだ。    雑巾をドアに挟んだよ  ボルトを緩めて仮止め。  仮止めしたらガッチリサポートを持ち上げながら本締め。  そしたら8mmの穴を開ける!!  緊張の一瞬である。  力を込めて開ける!!  ほんとインパクトドリルは全家庭が買うべき。  ちなみに鉄粉は錆の元になるから要注意。    8mmのドリルは100均にあるとおもっていたのに無かったからホームセンターで高いのを買ってきた。  穴を開けたら錆防止の為にタッチペンで入念に塗っておく。  もちろん裏側も。    仮止め   ここに穴をブチ開ける   100均じゃこのサイズ売ってなかったからホムセンで買ったわ。   何色のタッチペンでもいいから塗り塗り   穴を開けたらよく分からない棒を右側にあるデカい穴から裏に通して穴を開けた場所と共締めしたら完成。     共締めをする棒   完成!!!   さぁ、運転席側が終わったので次は助手席側だ!!!        ボルトの頭をなめた!!!(笑)  なんかドアヒンジボルトって頭柔らかくない!?  もう意気消沈ですよ・・・  なめたボルトを外す術がありません・・・  っていうかちゃんとしたお高い工具を使いましょう。    急いでアストロプロダクツへお買い物です・・・  どうやらツイストソケットというので外せるらしい。  というわけでこちらを購入。    アストロプロダクツ AP023460 ツイストソケット12mm   本当に外せるのか?  さっそく使ってみる!!  ボルトにあてがって…  え、空回りしてるんですけど…(絶望)  めっちゃ力を込めて押し当てて回したら外れた!!!!  よかった…問題はこのボルトの代用があるかどうか。       うん、代替できるボルトが無いので再利用♪(よい子はマネしないでね)  ってなわけで両側完成!!!    あとはやりたかったことをする。  まずはワイパーブレードの塗装。  ゴムを外してスプレー塗装。     さ、綺麗にしよう   ワイパーゴムの位置を確認   お次は隙間に瞬間接着剤を流し込むやつ。  そう、剛性が上がるのだ。  というけど、俺的に隙間に普通の接着剤を入れても効果ない気がする。  車の製造過程で使っているあの接着剤を使わないと。  ま、物は試しにってことで流し込んでみる。  使う接着剤は衝撃に強いやつ。  普通に考えたらそうじゃなきゃすぐ剥がれるよな(笑)  もちろんセメダイン!!  こいつを鉄板と鉄板の間に流し込む。  あとは水はけの場所を清掃。       ここに流し込む!!   水はけの場所を清掃  さ、あとは復旧作業。  この分かりやすいボルトたちを戻していく。  フェンダーを普通につけるとチリが合わないのでボルトを仮止めしてチリを合わせてから本締めをする。  フェンダー再利用不可のグロメットは新品を使う。  グロメット、スクリュ 90041-89021    ボルトの管理は大事、坂東は英二  グロメット、スクリュ 90041-89021    チリが合っていないので合わせてから本締め   チリ合わせ  15時から買い出しとかいって17時に終わったわ。  慣れたから次からは余裕だな。    おまけ。  使わなかった部品たち。  1:クリップ 90044-67474  2:クリップ 90044-68149-  3:プラグ、ホール 90048-71200  これらはカウルトップに使おうと思っていたけどカウルトップ取り外さなかったし黒いクリップは余裕で再利用できたし。  プラグホールはカウルトップのワキの穴にハメるんだけど、もともとついてない場所があってどうやらあえてはめてないみたい。よってつかわない。  ええーん。  っていうかモノタロウの段ボールデカすぎ問題。    このダンボールに   もはや入ってない   ここれだけ!? グロメット、スクリュ 90041-89021   今回のゴールデンウィークは全然見えない部分の弄りをした。  いやー楽しかった。   頑張ったぜ グロメット    エンジンカバーのお話はこちら
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