※ECUの情報に関してはブログ最下部にて。
俺のコペンはLA-800Kの初期型最終モデルに当たる。
んで、この型の書き換えECUはマジで無い。
D-SPORTのECUがあるけどそれはめったに出てこないしお値段も10万くらいで現実的ではない。
HALFWAYもなんか微妙なかんじだし。
なのでヤフオクでECU書き換えをしているmasaoyoshizawa氏のECUが頼みの綱なのだ。
俺のコペンのECUは89560-97L26。
ヤフオクで検索して出てくる商品説明欄に
97L26の在庫無し
という表記がある。
Oh...
とりあえず自分のECUを送付して書き換えが出来るか質問してみたら出来るとのこと。
ただし、
古い精密電子機器なのでリスクあり
ノーマルECUが手元に残らない
97L26は書き換え可能と不可の種類あり(マイコンの違い)
との事なので自分のECUの型番 112200-7210を伝えると
やってみないと分からないが90%書き換えが出来ない可能性あり
と告げられる。
このことからコペンにはクッソ沢山のECUが存在するのが分かる。
なぜ・・・?
まあ試しにやってみるしかないって事でお願いした。
このECUをまとめると
燃料・点火・ブーストMAP最適化
REV(9500)
スピードリミッター・ブーストリミッター解除(移行)
対応ブースト約1.0K(ECU交換でブースト約1.0Kで、約1.2Kで使用の場合はブーコン等で調整必要です)
ハイオク化、プラグ7番必須
①89560-97B96(MT)・97B97(AT)・97B98(MT・イモビ有)・97B99(AT・イモビ有)
流用可能品番有り。
②89560-97L26(MT)・97L27(AT)・97L28(MT・イモビ有)・97L29(AT・イモビ有)
流用可能品番有り。
③89560-97L48(MT)・97L49(MT・イモビ有)・97L50(AT)・97L51(AT・イモビ有) ・97L52(AT)・97L53(AT・イモビ有)
ってなわけでECUを外して送付。
バッテリーのマイナス端子を取り外す |
L880K 89560-97L26 112200-7210 K01 |
こまで進角はしてないみたいだな。負圧領域では。
プラグ交換はリリーフバルブのリターン配管を外す必要があるのでそれらを外していく。
納車時にイリジウムMAXに変えてくれてたけどおさらば |
これって燃料パイプのリターン? |
あとはダイレクトイグニッションコイルを外してプラグを抜いて入れ変えればいいだけ。
DIGに油脂のあとが無いからまだプラグホールからのオイル漏れの心配はなさそう。
交換したプラグは付いていたプラグと同じイリジウムMAXの番手UP
BKR7EIX-P 4,870円
プラグを入れる前にピストンヘッドを見たけどめっちゃ黒い。
添加剤のFCR-062とエンジンコンディショナーの効果全然ないやん・・・
添加剤を連続投入してみようとおもう。
抜いたプラグとダイレクトイグニッションコイル |
イリジウムMAX BKR7EIX-P 4,870円 |
新旧比較 |
あとは逆手順で戻すだけ。
で、発送して翌日に届いてその日に書き換えと発送をしてくれたのですぐに届いた。
その発送連絡の中で無事に書き換えが出来たか伺ったら、
書き換えは出来ました。ただ現車のECUなのか気になりました。
と。
どういうことか尋ねると、
1回で書き換えが出来ない状況で、新車購入しているのであれば当方の認識不足。中古車であれば一度ECUを取り外している可能性が高い。
これを見た時に大分怪しい感じはしたけど疑惑が確信に変わった。
当然俺は取り外した事は無い。
さらにガソリンキャップにはご丁寧に「レギュラー」のステッカーが貼ってあった。
他のECUに変えてあってハイオク仕様で使われていた、ということ。
なーるほどね、そんなことも分かるのか。
っていうか何で分かるんだ?w
95,364㎞で交換 |
学習作業に入る。
俺的ECU初期化再学習手順
- イニシャライズ(イグニッションONしてすぐにOFF)
- 30秒ほどしてからエンジンをかける
- 暖機完了したらエンジンOFF
- 30秒ほどしてからエンジンをかける
- 全電装ONの高負荷をかける(エアコンMAX、ライト全点灯等)
- アイドリングが落ち着いたら終了
- オートウィンドウの設定をしてエンジンOFF
D-SPORT的ECU初期化再学習手順
- イグニッションON
- エンジンチェックランプが消灯することを確認する
- エンジン始動
- 5分程度アクセルペダルなどの操作をせずにアイドリング
- 水温が上昇(走行時同等)したら、軽く空ぶかしを行い、回転数がアイドリングに復帰する際に回転数の落ち込みや下がりきらないなどの症状が無ければ終了
とりあえずレギュラーがまだ沢山あるので負圧領域での走行でガソリンを減らす。
満を持してハイオクへ。
運転してみた感じは発進から定速になるまでは全然変化なし。
やはり負荷領域での進角はそこまでしていないようだ。
ただ、定速走行時には点火時期とタービンの音に変化があった。
というのも、点火時期を見ると50°になっているのには驚いた。
通常は45°くらいなのに!
そして定速運転時にしているタービンの回る音がしなくなった。
つまりアクセルを踏んでいなくても速度維持が出来ている、トルクが出ているということだ。
凄い、これだけで分かってしまうとは・・・
アクセル全開にしたらどうなるかワクワクする。
ということでアクセル全開!!!!
思ったほど純正と変わらない気がする…
本当にパワーアップしてる…?
で、走行燃費はそこまで変化しなかった。
俺は街乗りでだいたい18~20㎞/ℓ(エアコン使用)なんだがこれは驚くような変化無し。
まあまだ走行燃費でしか見れてないけど。
なんかこのECUのレビューで発進から違う!!!!って言ってる人居るけど、これから分かるように、俺から言わせてもらうと通常走行時の発進~定速までで変化を感じた人は運転がめっちゃアレ。特にMT。
恐らく俺みたいな燃費は叩き出せないだろう。
負圧領域では目まぐるしい変化はないので、変化を感じた!って言うって事は発進~定速まででブーストがかかってるはず。
そりゃ変化を感じるYO。
俺はランエボでも10~11㎞/ℓの燃費を叩き出すくらい運転がスマートだしな。
ただ不満点が1つ。
アイドリング時の振動が酷い。
回転数的には問題ないんだけどブルブルが地味に気になる。
この状態でアクティブトップを作動させると回転数が落ちて電圧も落ちるのでマジで振動が酷くてストレスマッハ。
今回かかった費用
ECU書き換え費用22,000円
往復送料約1,500円
オークションクーポン-2,000円
masayoshizawa氏の書き換え及びL880KコペンのECU書き換えと流用や前期用D-SPORTのECU再販については以下の日記で
書き換えECUに嫌気がさしたのでD-SPORT スポーツECUに変えた
「masayoshizawa氏純正書き換えECU」と「D-SPORTスポーツECU」の馬力を比べてみた