パラシュート効果というのがあって、バンパー裏に空気が溜まって抵抗になるという。
某車SNSでは素人がバンパーに穴を開けると空気抵抗が減って燃費も上がるしエンジンブレーキも弱くなるという。
果たして本当なのか?
俺もやったことあるけど、逆に抵抗が増えて燃費が落ちた。
でも某車系SNSの猛者達は必ずいい方向に効果があるという。
では考えてみよう。
車体下は負圧が発生している。
某車系SNSの猛者達が好きなダウンフォースだ。
なぜダウンフォースが発生するか。
それはベルヌーイの法則と循環が影響しているからである。
そう、車体下はダウンフォースが発生している。
空気は質量を持っているので当然下に引っ張られる。
ご存じの通り、それのお陰でエンジンルームの熱気を抜いているのだ。
つまり車体下は常に空気が下に引っ張られている。
リアバンパー内部上に空気が行くようなら揚力が発生している証拠である。
リアバンパーの裏を覗いてみてよ。全然汚れてないでしょ(笑)
某車系SNSの猛者達には信じられないだろう。
リアバンパー後方は上に向かうが、車体下はダウンフォースで下に引っ張られる。
次にこれを見てみよう。
R35GTRの空気の流れである。
リアバンパー下に注目すると反時計回りの渦、つまり後ろに引っ張る渦が出来ている。
こちらの画像も見てみよう。
一般的な車は車体後方に後ろ向きに引っ張る渦、負圧が発生してしまう。
ここまで来たら某車系SNSの猛者達以外の人は気が付いたであろう。
そう、リアバンパーに穴を開けると、後ろ向きに引っ張る渦が負圧によってそこから入り込み新たな渦の循環やより強い渦を発生させてしまうのだ。
普通に考えてみて。
素人が穴をあけて燃費が伸びるなら純正で採用されているはずである。
プリウスのリアバンパーに穴開いてますか?w
コスト?燃費上がるならコストかけて穴を開けるでしょw
規定があって穴を開けていはいけないわけではない。
実際、ランエボ6ではリアバンパーに穴が開いている。がそれ以降は開いていない。
純正で採用されないのは採用するメリットが無いからである。
ちなみに某車系SNSの猛者で空気抵抗を減らそうとフロントバンパーに穴を開けているのを見かけるが、フロントバンパーに穴を開けると空気抵抗は増えるのだがさすがである。
人間というのは、何かをすると無意識にそこに集中してしまう。
つまり燃費系の弄りをすると燃費を伸ばそうと無意識にそういうアクセルワーク等をしてしまうものなのだ。
それが効果があった!というものの真相だ。
弄り前後の走行を完全再現できるのであるならプロドライバーになれるよ、マジで。
まぁ俺の足りない頭で普通に物事の真理を突いて考えただけなので効果がある人には効果があるんだろう。