以前、チタンの素材についてお話させていただいた。
この日記のように、核心を突いたり、物事の本質を書くと全然PVが伸びない。
で、チタンマフラーを買うなら「チタン合金」がいいって結論なんだけど、コペンのチタンマフラーでチタン合金なのはPal Sports(パルスポーツ)しか選択が無い。
ほかのメーカーは聞こえは良いが強度が劣る「純チタン」を使用している。
で、Pal Sportsってのは岩手県にあるグランドスラムパル -GLAND SLAM PAL-の軽自動車専用ブランドらしい。
ちなみにφの正しい使い方は数字の前に持ってくる、が正解。
コペン専科Ⅱを見ると、メインパイプはφ50.8らしい。
ダイハツ・コペン専科 IIより |
なぜφ50.8という中途半端な数字なのか?
他の腐るほどあるコペンの社外マフラー見ると、大体がメインパイプφ50.8なんだけど、これはD-SPORTがそう設定してるから丸パクリしてるだけか?
コペン L880K 02.06~12.08
スポーツマフラーType-II 17400-B083
\83,600(¥76,000)
2本出し砲弾テール
テールエンド89.1φ/3分割式(フロント38.1φ/センター42.7φ/リヤ50.8φ)近接音量値:92db/ジャッキアップポイントを確保
スポーツマフラーGTバージョンType-II 17400-B084 \83,600
(¥76,000) 2本出し砲弾テール
テールエンド65.0φ/3分割式(フロント38.1φ/センター42.7φ/リヤ50.8φ)近接音量値:92db/ジャッキアップポイントを確保
コペンの純正マフラーの内径はネットで探しても情報が無いので俺が調べた。
フロントφ34.5㎜、センターφ38.5㎜、リアφ45.8㎜
エキゾーストフロントパイプ(廃盤)
純正品番:17410-97242-000
テールパイプ(新品で7,000円くらい)
純正品番: 17430-97238-000
である。
つまりD-SPORTは純正比約110%ってことか。
ちなみにこのD-SPORTのマフラーはこもり音が大きいらしく、サクラムマフラー製造元はこうブログに綴っている。
3000rpm近辺のこもり音が・・・・・大きい!
メーカー直系チューニングブランドさんの
排気管が装着されていますが・・・・・・・
少々運転者に忍耐を要求しますね・・。
俺はこういうマフラーはただただ耳障りなだけだから好きじゃないな。
このマフラーはD-SPORTの規制前のストレートマフラーの事を言っていた。
その後の規制後マフラーはタイコが1個付いたんだけど、これが凄い性能を持っていた。
今度のやつ・・・良いのよ!!・・これが!!!
不思議な事に、低周波は押さえられてるし・・・あれっ??
下から上まで音量のバランスは最高だし・・・・・・・・汗!
3000rpm以上での音質は・・・・・・す~~~ばらし~~!!!!!
この仕様の奏でる排気サウンド・・・・・
ケチのつけようがありません。
めちゃいいみたいだぜ、タイコ付きのD-SPORTのマフラー。
純正マフラーもだいぶこだわるがあるのだが、その話はこちらで。
一般的に車好きが言う低音が響くっていうのはただたんにこもり音の事なんだよね。
それが良い音かは人それぞれだけど。
さて、運がいいことにPal sportのフルチタンマフラーを手に入れることが出来た。
中古パーツ店に感謝である。
家に運んで開封してみよう。
スーパーハイト系でぎりぎり積める長さ |
開封してみるとその美しさに圧倒される。
うぉおおおーー!!!!美しい!!!!!!!!!!!!!!
チタン合金の証である曲がりは輪切り!!
間違いなくチタン合金!!
…かと思いきや、タイコ前が輪切りでないのに曲がっているからこの部分だけ純チタンなのか…
ここは振動が多いからあえて柔らかい素材の純チタンを使用しているのか?
開封!! |
美しい… |
美しい… |
この溶接による凹凸で若干の排気があれしちゃうね。 |
触媒とフロントパイプを繋ぐのは通常の平面フランジ。
球面フランジだと馬力が上がるのにそれを知らんのか。。。
(ランエボは第三世代で触媒とフロントパイプの繋ぎが球面フランジとなり2~3馬力向上した。)
で、フロントパイプは途中で差し込み式になっていてマフラースプリングで止まっているのだがなぜか片方だけが変な止め方になっていた…
触媒との接続は平面 |
差し込み式の謎の止め方… |
穴の距離は74mmだった |
さぁ、各サイズを見ていこう。
まずは触媒後のサイズ。
ここは内径φ40mm、差し込み式後の外径はφ43mm
内径でいうと純正はφ34.5mmなので116%、D-SPORTはφ38.1mmなので105%
ってなわけでこれらよりも太いね。
で、マフラーの肉厚は3mm!!さすがチタン!
フロントパイプφ40mm |
フランジ幅105mmくらい |
差し込み式の後ろは外径φ43mmくらい |
メインサイレンサーであるタイコ直後の外径はφ51.7mmくらいで内径はφ49mm。
比率でいうと、純正はφ38.5㎜なので127%、D-SPORTはφ42.7mmなので115%。
これらより太いね。
驚くことにマフラーの厚みはなんと2mm!!!!
さっきのフロントパイプは純チタンだから3mmなのね。
それにしても2mmか、凄いな。
センターの太さの差は凄いね。
タイコ後の外径はφ51.7mm |
内径はφ49mm |
リアマフラーを見てみよう。
入口内径はφ49mm、外径はφ56mm
純正はφ45.8㎜なので107%、D-SPORTはφ50.8mmなので96%
ここは差が小さいどころかD-SPORTよりも細い!!
って、ノギス曲がってるからちゃんと測れてないやん…(今気が付いた)
きちんと測れてそうな外径はφ51mmだった。
おお、薄さ2mmなら内径と合ってるからこれや。
入口は内径φ49mm |
あてにならない外径はφ56mm |
あてにならない外径はφ55mm |
きちんと測れてそうな外径φ51mm |
と、いうことはマフラーはこんな感じのスペック
純正:フロントφ34.5㎜、センターφ38.5㎜、リアφ45.8㎜
D-SPORT:フロントφ38.1φmm、センターφ42.7mm、リヤφ50.8mm
Pal Sport:フロントφ40φmm、センターφ49mm、リヤφ49mm
うーん、リアは55φくらいあってほしかったな。
っていうかコペン専科Ⅱに載ってたφ50.8mmじゃないんかーい。
これとは別物のマフラーだな。
参考
サクラムマフラー(外径):フロントφ38㎜、センターφ44㎜、リアφ49㎜
さて、、その他について測ってみよう。
リヤ出口はφ86mmと小ぶり。
重量はサイレンサー込で2.1㎏、サイレンサーを抜いたら1.65㎏だった。(純正は1.98㎏)
サイレンサーで0.45㎏もあるなんて・・・
フロントパイプは3.9㎏だった。(純正は7.82㎏)
なのでマフラー全体の重さは5.55㎏でコペン専科Ⅱに載ってた4.9㎏とはやはり別物だな。
ちなみにD-SPORTのチタンテールは50.8φ→45.0φ×2→90.0φ×2 1.46㎏
なんとパルスポーツよりもこっちのチタンテールの方が軽く、太さが途中で純正のφ45.8よりも細くなっているではないか!!!
ほーう…
サイレンサーが付いてる。 |
サイレンサー込で2.1㎏ |
サイレンサー外してみた |
なんと1.65㎏!! |
付属のガスケットはだいたいφ51mm、純正ガスケットは50.8φ(ボルトピッチ100㎜) |