ワンダフル スモール
Maximum dream on the minimum body.
コペンの魅力は走りの性能だけではなく、内外装のデザインにもある。
エクステリア(外装)はダイハツが「ティアドロップシェイプ」と命名したなだらかなラウンドシェイプ。
アウディTTや日産フィガロに似たシルエットで、流麗でボリュームのある面構成と前後対称イメージのランプとあわせ、重厚かつ精悍な存在感をたたえつつ末永く所有してもらえるような親しみのもてる独自のデザインを創造。
なんといってもフロントのデザインが傑作なのだ。
フロントグリルからボンネット、カウルトップにかけての意匠が最高にかっこいい。
と俺は感じている。
っていうのもクラシカルながら力強い印象を持ってるじゃん?
なぜかというとロングノーズを意識した作りとパワーバルジの組み合わせ、そしてショートホイールベースがそういう印象にさせる。
俺はコペンのここをめっちゃ推す!!
ロングノーズ+パワーバルジ+ショートホイールベース
ボンネットとカウルトップを同色としてフロントノーズを長く見せ、パワーバルジを付ける事で縦置きハイパワーエンジンであるかのような印象を持たせているのだ。
ホイールベースは2,230mmとフロアを共有するミラからなんと130mmも短縮される。
これはメーカーがテストを重ねて決めたベストな寸法だという。
明らかにフォルムを意識しているのがよーーく分かる。
オープン時の構造にも力を注いでいて、オープンカーを意識したフロントガラスの傾斜でAピラーの傾斜はセダンやカブリオレといったそれらに比べるとかなり立ち気味で、開放感は高い。
これはオープンカーの重要な要素である。
Aピラーが寝すぎていると運転席近くまでフロントガラスがきてしまうので解放感が無くなってしまう。
故にコペンはオープンをかなり意識した作りとなっているのだ。
もちろんクローズ状態でもよいフォルムをキープしていて流麗なクーペフォルムとなる。
ヘッドランプはディスチャージ式にすることも可能で、コペンのスペシャリティ性をアピール。
リアコンビランプはフル反射光によるクリアタイプ。
塗装にも気合いが入って、高級車並みの5層コート(ソリッドのホワイトは4層)
イージクローザー付きのトランクルームは屋根を閉めた状態で210リットル(VDA方式)と広く、ゴルフバッグが一つ収まるみたい。
っていうかなんで車のトランクとかってゴルフバックで表現するんだろ。
なお、オプションパーツのエアロに関してはリアスポイラー以外は空力効果は無い。
カタログを読むとよーくわかるよ。
・フロントロアスカート
ティアドロップシェイプ・シルエットが備える独特の低重心感・安定感と、フロント部の重厚感をさらに強調。ミニマムスポーツカーとしての個性を鮮やかに際立たせます。
・サイドエアロスパッツ
ボディサイドを流れる空気をリヤタイヤに向かって整流するイメージの形状。ボディサイド後方へのラインに流麗な表情を与え、よりスポーティな走りを予感させます。
・リヤロアスカート
リヤビューを低重心化して見せ、一層精悍な印象を与えるとともに、ボディエンドに向かって流れ落ちるラインを強調し、サイドビューにもさらなる動感をもたらします。
・リヤスポイラー
高速走行時の揚力を抑えながら、リヤ方向への空気の流れも制御。
一層安定感のある走行フィールをもたらすとともに、その翼のようなデザインで鮮烈のスポーツフォルムを演出します。
このようにカタログに効果があるパーツはきちんと記載されているのだ。
でも純正エアロかっこいいよね、空力関係なしに欲しいぜ。
空力と言えばご存じ、コペンはリアの空力が絶望的。
リアが丸まっていると空気を巻き込みやすく、巻き込みが大きいと揚力や風圧に影響がでてしまうからだ。
空気の流れをきれいにするためにはリアトランクの形状が決まってくるため、次期型コペンはトランク形状を最適化して揚力をなんと60%も低減した。
それほどコペンのリアは揚力が半端ないんだなー、まあデザインありきの車だからね。
インテリア(内装)の質感も軽離れしたものとなっていて、これまた外装と同じで円を意識したつくりとなっている。
エアコンの吹き出し口やエアコンダイヤルがまさにそれで、3連メーターも円を意識したつくりだし(流用だなんて言わないぜ)、インパネまわりもスポーツ性を意識させるデザインになってる。
パワーステアリングはエンジン回転数感応型で、非復帰バルブ付きポンプを採用することでワンダリングを抑制、さらに取り付け剛性の向上といった専用チューニングがされている。
チルト&テレスコピック機構も備えられ、最適なドライビングポジションを得られるからめっちゃいい。
モモ製レザーステアリングはセットでオプション装着可能。
シートはサポート製に優れたバケットタイプ。
硬度の異なるウレタンを適所に採用し長距離走行でも疲れにくいようになっている。
ヒートシーター内臓レザーシートはオプションとなる。
またRECAROシートもラインナップしている。
性能的にはパットの堅さや断面はレカロのノウハウをふんだんに使われている。
パットの堅さは標準と全く違っておりシート断面もより深くなっているので、お尻をしっかり安定させることができる。
標準車は多くの人が乗るのであまりシビアにはしていないが、RECAROはこだわりのシート形状と生地を使っている。
シート全体の色味は内装の黒とのコーディネーションを考えて良いコントラストはどの色だということでこだわりながら決められていて、ステッチもダブルステッチというこだわり。
RECARO純正シートめっちゃいいやん!
欲しい・・・
さて、コペンの純正シートは重量があって16㎏ある。
RECAROシートとかに変えて軽量化しようかな、と思ったがなんと純正シートは極限までに重心が下げられている。
その理由はシートの底を見ればわかる。
おしりの位置が純正レールよりもめっちゃ下げられているのだ!!
これにより重心を下げるという恐ろしい拘りようだ。
その着座位置はなんと410mm!!
これ以上目線を下げると路面が見えなくて危険。
アホな人はやたらローポジが好きで顎を上げて運転している姿を見るが笑える。アンコ抜きとかな。
サンバイザーは日差し防止機能に加え、デフレクター機能もあるという優れもの。
取り付け金具はシルバーで塗装されていて後続車から見えたときのワンポイントアクセントになっている。
おっしゃれ~